税理士の山城登久二(やましろとくじ)と申します。東京都品川区南大井(大森駅)にて開業しています。
ここでは、事務所の紹介として、私が大事にしている想い・どのようなお客様に貢献できるのか等を記します。
また、参考として、職歴などの自己紹介もお伝えします。
目次をご覧いただけると、記載のあらましを把握できるかと存じます。
共感して、お問い合わせして頂けますと幸いです。
理念「誠実なお客様に、税理士が直接、誠実にサポートします」
私の想いは単純です。
ちゃんとした人をちゃんとサポートしたい。ただ、それだけです。
長年のSE生活にて、ずっと不満だったのは「誠実な人が搾取される」こと。
私が関与する限りは、誠実な人から搾取するのではなく、対価に見合うサービスを提供したいと思っています。
適切なサービスを提供できる根拠
お客様に対して適切なサービスを提供できる根拠を記します。
①官報合格(試験5科目合格)
試験5科目に合格しています。「当たり前」と思われるかもしれませんが、意外と少数派かもしれません。
そのうち税法科目は法人税法・消費税法・相続税法、メジャーな科目を選択しています。
加えて、CFP試験にて所得税法も本格的に学習しています。つまり、法人・個人の双方に精通していることは強みです。
試験に合格していなくても優秀な方は多数いらっしゃいます。試験に合格しただけでは質の根拠にはなりません。
しかし、基礎知識を習得していることは、応用・発展も利きやすく、お客様の質問に対応できる最低限の裏付けとなります。
②税理士法人経験
税理士法人の2社を経験しました。
顧客層の異なる2社を経験したことで、「町の税理士」として対応できる、会計・税務・社会保険・補助金のスキルを習得できました。
また、もともとITに明るい(理系・コンピュータ専攻)ことも強みで、2社ともでITスキルが重宝されました。
①税理士法人A
1社目は比較的大きめの税理士法人。
規模が大きいお客様も多く、外形標準課税や連結納税(現在は廃止)なども経験させて頂きました。
それまで会計事務所での実務経験はありませんでしたが、申告の種類ごとに充実したチェックリストがあり、実務知識を体系的に習得できました。
また、レビューも形式的なものではなく、目的別の多層な体制が構築されており、指摘を受けることで効果的なスキルアップが図れました。
1社目では扱う会計・税務知識も多岐に渡り、特にテクニカルな面を学ぶのに大変有益な経験でした。
②税理士法人B
2社目は小さめの税理士法人(拠点に十数人)。
スタートアップ集客に注力していて、電話・メール・面談対応なども経験しました。
1社目のお陰で、会計・税務で学ぶことはありませんでした。
一方、スタートアップなどの小規模事業者は税務に限らず、開業・設立、社会保険、補助金など多岐にわたる相談が多く、その対応を経験できました。
また、RPA・Excelマクロ・プログラミングを行い、ITによる所内の業務効率化も行いました。
③税理士が直接の対応
税理士である私自身がお客様に関与します。
最初の面談と異なる人が担当となったり、短期間で担当者交代となったりすることはありません。
お客様が同じことを何度も繰り返し伝えるロスが発生しません。
また、将来的にも拡大路線は検討しておらず、クライアント数も絞った身の丈に合った運営を行います。
お客様に誠実に対応することをモットーとしているので、無闇に集客せず、私自身の知識研鑽の時間も確保します。
④多岐な知識・経験(補助金審査など)
会社員生活では、IT(主にシステム開発)、会計・税務・社会保険・FPに関して実務を経験しています。
また、会計士の実務経験は有していませんが、例えば、学習した会社法の知識は定款システム作成で活かせましたし、法人設立などでも活きてきます。
中小企業診断士としても、経産省の補助金の審査(計画書、実績報告とも)経験があり、申請をサポートすることも可能です。
⑤ITに明るい(理系・コンピュータ専攻、長年のシステム開発)
大学/院ではコンピュータを専攻し、長年SEとしてシステム開発に従事していました。
税理士としては極めてITに強いです。
ITが遅れていた会計・税務の世界でも、クラウド会計ソフトや電子申告・納税の普及などITの対応が求められています。
会計ソフトにてAPI連携できない場面では、CSVやPDFを加工したり、スキャン・OCR処理したり、お客様の手間を省くことを提案できます。
また、コミュニケーションツールとしては、ChatworkやMessenger等を重用します。
唐突な電話で、お客様の貴重な時間を妨げることはありません。
⑥他の士業との連携
会計・税務に限らず、社会保険・補助金・会社法・ITなど広くカバーしていますが、限界はあります。
会社員時代や異業種交流会などの人脈を活かして、適宜、社労士・司法書士・行政書士・弁護士・診断士などの士業と連携することで、お客様の悩みをサポートします。
また、HP作成、web集客、人材採用などの業者の紹介も可能です。
⑦ライフプランに沿った提案
目先の節税にとらわれない提案を行います。
FPとしての知見をもとに、ライフプラン全体を考慮します。
入口で節税となっても、出口を考慮していない提案には意味がありません。
社会保険・民間保険では入口~出口まで全体を踏まえたメリット・デメリットをご説明します。
また、役員報酬、内部留保、退職金などについても、お客様の状況に応じてご提案します。
⑧調査できるスキル
税制は毎年、改正されます。改正に対応できるスキルが求められます。
大学での研究室時代から始まり、長年のシステム開発の現場にて、調査することには慣れていて、苦でありません。
また、会計・税務ソフトなども種類は多岐で改訂が頻繁ですが、新しく触れることに問題はありません。
「ググれない」人ではないので、ご安心くださいませ。
貢献できる/できないお客様
弊所がサポートできるお客様とサポートできないお客様について記します。
①貢献できるお客様
①小規模の個人事業主・株式会社・合同会社
小規模のフリーランス・法人のお客様を想定しています。
大規模顧客の税務経験は有していますが、想定しておりません。
また、社団法人、財団法人、社会福祉法人などは申し訳ありませんが、対応した経験がありません。
②自計化したいお客様
自社で経理する(したい)お客様を想定しています。
ただし、会計ソフト入力までを必須とは考えていません。
例えば、クレジットカード明細のデータに補足を入力して提供できるようなお客様を想定しています。
「何を入力すればわからない」お客様でも入力する意思さえあれば、入力できるようサポートさせて頂きます。
紙媒体の資料を丸投げするお客様は想定しておりません。
③デジタルを活用するお客様
初回面談や決算報告などの節目でない限り、原則は対面サービスを想定しておりません(事務所近隣の場合を除く)。
面談はZoom等のオンライン、連絡はチャット・メール、資料授受はオンラインストレージ等を想定しています。
原則、対面面談・電話連絡や紙媒体での資料授受は想定しておりません。
④話を聴けるお客様
誠実なお客様をサポートすべく、提案させて頂きます。
その提案を真摯に聴いてくださるお客様を想定しています。
「みんな税理士は同じ」「自分は客で偉い」という思いのお客様は想定しておりません。
⑤時間コストの概念があるお客様
金銭だけでなく、時間もコストであることを認識されているお客様を想定しています。
いたずらに時間を浪費するやり取りや面談は想定しておりません。
②貢献が難しいお客様
「貢献できるお客様」にて貢献が難しいお客様についても言及しました。ここでは補足します。
①組織再編・国際税務
合併などの組織再編について、知識は得ているものの実務経験がありません。
また、国際税務については知識も絶対的に不足しています。
お客様の期待に答えるだけのサービス提供は難しいと考えております。
②相続税申告 ※FPとしての相談は可能
相続税法には合格していますが、実務経験が不足しています。
実際に申告した経験はありますが、相続税特化の税理士法人でキャリアを積んだスタッフには及びません。
ただし、一般的な知識は有しているので、生前のFPとして相続に関するご相談は可能です。
③脱税思考
税理士法人にいるとき、様々なお客様がいらっしゃいました。
対応が難しいのは、脱税思考のお客様。
経費性が明らかに認められない(あるいは、認められる可能性が著しく低い)場合でも、「経費で入れろ!」の一点張り。
税理士法により罰せられるリスクを踏まえると、ご対応することはできません。
また、お客様にとっても税務調査で問題を指摘された場合の不利益は少なくありません。
④連絡不能
人柄が良くても連絡不能に陥るお客様もいらっしゃいます。
お忙しいのだろうとは思いつつ、連絡不能になる場合に連絡コストは無駄にしかなりません。
また、ギリギリで連絡とれた場合は慌てた対応が必要となり、ミスが生じる可能性が高まります。
人柄・業績の良いお客様でも途中解約を申し出ざるを得ないケースとなります。
【参考】自己紹介
職歴などを自己紹介させて頂きます。
興味のない方はスルーして頂いて問題ありません!
①基本情報
山城 登久二(やましろ とくじ)
1972年(昭和47年)生まれ
佐賀県佐賀市出身
東京都品川区南大井在住(最寄駅は大森駅(JR京浜東北線)/大森海岸駅(京急本線))
②学歴
高校まで佐賀県佐賀市で過ごして、大学は上京しました。
①高校
高校は私立弘学館。当時は男子校で全寮制(原則)でした。
友人に恵まれましたが、その中でも2人の存在が今に影響しています。
1人は秀才。
入学時点で成績トップで、在学中も東大文Ⅰ合格間違いなしの成績にも関わらず、妥協をしない。
当然、現役で東大文Ⅰに合格しました。
常に前向きに勉強に取り組む姿勢は、同級生ながらに感心するばかりでした。
人柄的にも穏やかで、人を貶めるようなことは一切ない点も尊敬すべき存在。
同じ寮生活をしながら、感心するばかりで、真似する実直さが私には足りませんでした。
もう1人は天才。
当初は私が成績上位で、寮生活の中、同級生を教える機会が多くありました。彼にも教える機会がありました。
その反応は他の人と全然ちがいました。普通の人の反応は読めるのですが、彼の場合は予測不能。教えると即座に応用論点に昇華できます。
ちゃんと勉強している様を見る機会が少なかった(ラジオ聞くか読書ばかり)のですが、あっという間に理系トップになりました。
天才には敵わないと思った一方、彼のような天才の存在は稀有。大抵は努力次第でどうにかなるという今の考え方に繋がっています。
②大学・大学院
大学・大学院は早稲田の理工・電気工学。コンピュータを専攻しました。
大学の3年間は一般の学生。特に目的はないけど、カリキュラムをこなして淡々と通学する学生でした。
転機は大学4年の研究室の配属。コンピュータ(情報系)の研究室でした。
当時コンピュータを熱心に学習していたわけではなく、先輩はもちろん、コンピュータが得意な同級生に全く力及ばず。
悔しかったのかは覚えていませんが、それを契機に急にスイッチが入りました。
土日も通学(通勤?)することが多く、常にアルゴリズムを考えていて、プログラム(主にC言語、Perlスクリプト)に落とし込むことが得意になっていました。
また、何の手当もないのに、ひたすら打ち込むという、良くも悪くもブラックな環境での耐性も身に着けることができました。
③職歴
①富士通
SE職として入社。顧客先に常駐し、システム開発に従事しました。
①汎用系(メインフレーム)
入社当初は汎用系と言われるレガシーな環境。具体的には、COBOLやJCL。
①悪かったこと
古めかしさに驚かされたのはもちろん、各人の詳細設計・プログラミングスキルに驚かされました。悪い意味です。
事務処理プログラミングは、大学で作成していた内容より遥かに簡単。
にも関わらず、殆どの人はスラスラと言語化できないどころか、バグを当たり前に作り込む状況でした。
「プロのレベル、ヤバい、低過ぎる」が率直な感想でした。
②良かったこと
①外注先の率直な意見
新人で配属されたのは、富士通グループのチームではなく、外注先のチームでした。
私以外は全員が外注先で、私が新人だったこともあり、彼らの富士通グループに対する率直・辛辣な意見を聞けました。
- 仕事しない・できない
- 仕事させると掻き回す
- 指摘・指導は的外れ
- マネジメントは進捗表を眺めるだけ
- トラブル起きると「どうにかしろ!」
- ピンハネするだけ・外注丸投げ
「皆さん、手厳しいな~」と思いつつ、そういう評価を受けない・覆せるよう頑張ることにしました。
②組織としての運営
職場全体で200名超の規模でした。
開発母体規模も大きく、個ではシステム全容を把握できません。
詳細設計・プログラミングは入社時点で傑出していましたが、要件定義・外部設計は全然わかりません。
プログラミング等の細かいスキルも重要な一方、業務を理解するということの重要性を痛感することができました。
大き過ぎるシステム開発を運営させるため、縦にも横にもチームが編成されていました。
現場で働くことで、チーム編成することによるメリット・デメリットを体感できたことは貴重な経験でした。
②オープン系(Linux)
入社してから4~5年目、汎用系からオープン系への波があり、オープン系開発の現場へ異動しました(常駐先は同じ)。
主に扱ったのは、Linux環境でのC/Java/OracleDB。フロントエンド(html等)は人任せでした。
①税理士試験前
当社は小規模なシステムの開発でした。開発人員は5~10名程度。
そのうちオープン化の波が大きくなり、開発人員が30人を超える(億単位)規模のオープン系開発が始まりました。
しかし、元々は汎用系一色の職場です。新しいものへ誰もチャレンジしようとしません。
オープン系の知識と組織開発の経験の双方を備えているため、私が開発リーダを歴任することになりました。
外部から積極的に新規要員を参入させ、テクニカルを偏重しがちな所を組織開発のメリットを伝えつつ開発を推進。
プレイングマネージャーとして、外部設計からプログラミングまで積極的に関与。
レビューを重視して、本当のキーマンを見出し、人材の適材配置に活かす他、源流管理を重視して品質を作り込むことも徹底。
いくつか大きめの開発を成功に導いた頃には、汎用系一色だった職場がオープン系主体へ変革。同僚でも運営できる組織(人員・文化)を築き上げました。
システム開発はお客様・外注先と協力し合って一つの巨大な成果物を生み出す、やりがいのある仕事です。
また、私自身は殆どの半期評価で最上位評価を得るなど、一定の評価を受けていました。
一方、入社2年目以降は月間残業100h超が常態。同僚が投げ出したプロジェクト(腐り切った組織とシステム)を立て直す際には年間4,000hを超えることもありました。
成果的にも同僚たちの人生10周分は働いた自負もあり、SEとしてやり切った感が強く、他の生き方を模索するに至りました。
②税理士試験中
開発の現場を離れたいという要望を常駐先のお客様が飲んでくださり、職場内教育の講師を担当することに。
それまでの長時間残業生活から一変して、残業なしの生活。税理士試験の学習に集中することができました。
お客様には感謝しかありません。
直前のストレスフル(年間4,000h労働、腐った組織を未関与から立て直し)な生活を思えば、大変と言われる税理士試験も辛くはありません。
無事に2年間で税理士試験5科目をクリア。
③税理士試験後
試験合格は35歳の頃。当時は転職市場が(今では考えられないほど)閉まっており、会計事務所へ転職すると年収300万円ほど。
当面は富士通にとどまることを決め、開発の現場に身を置くこととしました。
②富士通子会社
税理士試験の合格後、2年超、子会社の経理部に出向しました。
それまでお客様・外注先と同じ職場にいたので、間接部門の環境は新鮮でした。
③税理士法人
富士通では45歳で異業種への転身を応援する制度があったので、45歳を過ぎて会計業界へ転身することを決めていました。
45歳の当時、担当していたプロジェクトを離れることが難しかったため、プロジェクトが落ち着いた後、46歳で富士通を退職。税理士法人へ転職しました。
税理士法人は2社を経験。前述の通りです。
④開業
税理士法人1社目のお陰で会計・税務の貴重な経験を積むことができました。
2社目にて独立するに十分の知識・経験があることを確認できたため、50歳にて独立。
④趣味
昔からスポーツがからっきし苦手。半面、多くの競技を観ることは好き。
元は巨人ファン。原辰徳入団の年に野球中継にはまる。今でもYouTubeでハイライトや解説を視聴したり。
中央競馬が好き。BNWの頃から。かつては隆盛を極めた大樹の一口馬主(今も)。競馬ソフトと戯れたことも。
好きなお酒は日本酒。でも銘柄は全く覚えきれない・覚える気がない。
ジムはダイエット目的で利用。ピークは75キロ近くだったので、注意したい。
⑤資格試験合格/不合格実績
①合格
税理士(簿記/財表/消費/法人/相続)
2年間で合格。1年目は簿財消の3科目、2年目は法相の2科目
公認会計士(短答/論文)
税理士試験後の知識拡充(会社法など)・忘却防止が目的
中小企業診断士
様々な業種の人が挑戦。独立後のコネクションを広げることが目的
CFP/FP1級
様々な業種の人が挑戦。独立後のコネクションを広げることが目的
情報処理技術者(2種/1種/DB/SA/SC/NW)
SE時代、実務に関連した試験分野を受験。実務経験者には簡単
宅建
興味本位で受験のため、現在は忘却
②不合格
社会保険労務士
社会保険の質問を受けることが多いため学習(1科目だけ足切り)
まとめ
事務所および自己について紹介させて頂きました。
「誠実な人と繋がって、お互いにストレスなく仕事したい」ことを第一に想っています。
共感して頂けましたら幸いです。お問い合わせフォームからのお問い合わせをお待ちしております。
よろしくお願いいたします。
税理士試験は富士通SE時代に合格しました。
しばしば「なぜSEを辞めたのか?」「短期合格の秘訣は?」と尋ねられます。
ここでは、前者に回答しています。また、後者に直接的には回答していませんが、背景を感じ取って頂けるかと思います。